Googleのロゴがパウル・クレー生誕139年になってますね。
パウル・クレーについて
1879年12月18日、139年前の今日スイスのベルン近郊で、音楽一家に生まれたパウル・クレー。
幼ない頃からバイオリンをたしなみ、オーケストラにも所属し、その腕前はプロ級だったとか。
音楽にが深か理解の深かったパウル・クレーですが、画家になった後も音楽への関心は薄れず、「ポリフォニー」「フーガ」など絵の題名にも音楽にちなんだ名前が取り入れられたれたりしていますね。
また、彼の隣人、有名なロシアの画家、「ワシリー・カンディンスキー」と共に、クレーは1911年から1914年まで続いたDer Blaue Reiterという有名アーティストの影響を受けたグループに所属していました。
1920年代にドイツのワイマールにあるドイツの美術学校「バウハウス」で教鞭をとり、彼が学生の利益のために書いた「教育学的スケッチブック」は今日でもまだ使われています。
パウル・クレーの作品について
キュービズム、シュルレアリスム、表現主義のような動きに影響されたパウル・クレーは、芸術制作のための独自のアプローチを開発するためにさまざまなスタイルを模索しました。
Googleロゴのモチーフの作品
今回、Googleのロゴのモチーフになったのがおそらく、「Castle and Sun」という1928年に描かれた、城と太陽をモチーフにした作品を参考にして作られたのではないでしょうか?
そのほかのパウル・クレーの代表作
パウル・クレーで有名なのがこの「セネキオ」などがありますね。
パウル・クレーについて知りたいならこの本
この『造形思考』は絶版でしたが「ちくま学芸文庫」によって発売されました。
上下巻ありかなりのボリュームですが、「パウル・クレー」を知るなら打ってつけの本といえるでしょう
20世紀初頭、ヨーロッパではキュビズムやシュルレアリスムなど、新たな芸術運動が波涛のごとく沸き起こった。その中でいかなる思潮にも染まりきることなく独自の思索を深め、多様な作品を創作し続けたことで一際異彩を放つのがパウル・クレーである。本書はクレーがバウハウスで教鞭を執っていた時期の論文や講義草稿などを集成。絵画の世界にとどまらず、ブーレーズ、ベンヤミン、ドゥルーズらにインスピレーションを与えた思索のあゆみをつぶさに伝える貴重な資料である。スケッチ、作品等の図版を上下巻で総計1000点超収録。