2017年3月8日のGoogleロゴは『国際女性デー』のロゴになってますね。
国際女性デーとは?
国際女性デー(International Women’s Day:IWD)は毎年3月8日、女性の人権を記念する日です。
国際女性デーの起源は1904年3月8日にニューヨークで、女性労働者が婦人参政権を要求して起こしたデモがきっかけです。
これを受け、ドイツの社会主義者クララ・ツェトキンが、1910年にコペンハーゲンで行なわれた国際社会主義者会議で「女性の政治的自由と平等のためにたたかう」記念の日とするよう提唱しました。
Googleのロゴ
今回のGoogleロゴ(Doodle)はスライドショーになっています。おばあちゃんの話をもとに孫が想像力で何世紀にもわたって世界中を旅しているスライドです。
このスライドに出てくる女性たちは、名前までは書かれていませんが、全て過去にDoodleで登場した女性のようです。例えば下に書かれてる女性は女性初のプロテニスプレーヤー「スザンヌ・ランラン」ですね。
日本のジェンダーギャップは世界で111位
以下の「The Global Gender Gap Report 2016 | World Economic Forum」のP19によると、日本のジェンダーギャップ(いわゆる男女格差ってやつ)は世界144カ国中111位です。つまり、世界でも下から数えても34番目に男女格差が大きい国なんですね。
WEF_Global_Gender_Gap_Report_2016.pdf
日本では1985年に男女雇用機会均等法が制定され、86年には施行されました。つまり約30年前には格差が是正されるような法律が出来上がっているんですが、実際には格差は是正されていないのが実情のようです。
アベノミクス成長戦略のひとつに「女性の社会進出」が謳われています。少子化問題も同時に解決しないといけないという難しい課題ですね。会社でも少しづつ女性の管理職が増えている気がしますが、官民一体となって子育て支援含め本気で変えていく覚悟がないと難しい気がしています。
日本の司法は中世だといいますが、男女格差についても中世といえるのではないでしょうか。本日の国際女性デーが、男女格差について考えなおすきっかけになればいいと思いました。
最近これ関連で読んだ記事で良かったのは漫画家の西原理恵子さんの以下の記事です。
女の子へ「寿司と指輪は自分で買おう」 西原理恵子さん:朝日新聞デジタル