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THE LIFEFUCKER

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アメトーークで読書芸人が紹介してたおすすめの本が気になる

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11月10日のアメトーークで本好き芸人たちが自分の好きな本を紹介していました。僕も普段から本を読みますが、最近はもっぱら仕事関係の本が中心で文芸書などはあまり読めてませんでした。

今回のアメトーークでは、又吉直樹、光浦靖子、若林正恭、カズレーザーの4人の読書芸人が登場しそれぞれおすすめの本を紹介していました。

コンビニ人間:村田沙也加

155回芥川賞受賞作品の本作。 18年間コンビニでアルバイトをする未婚女性の生き方を描いた作品。この作品は又吉、若林、光浦の3人がおすすめとして紹介してました。

実は作家の村田沙也加ご自身が36歳未婚で今でも週3でコンビニでアルバイトをしているといった変わり者。芥川賞の記者会見当日もコンビニで働いてから出席したという変態さ。

バイトが休みの日は執筆せず、バイトの日だけに執筆するというクレイジーさ。このエピソードを聞く限り、この作品が面白く無い訳がないですね。

マチネの終わりに:平野啓一郎

38歳の天才ギタリストと、40歳の女性の恋愛を描いた小説。 又吉と若林がおすすめしていました。

作家の平野啓一郎は京大法学部卒の高学歴作家。高校生で80ページの処女長編を執筆。また大学在学中に執筆した『日蝕』で1999年、当時23歳という最年少で芥川賞を受賞しています。個人的には『マチネの終わりに』の本の装丁も好きです。

異類婚姻譚:本谷 有希子 

2016年の154回芥川賞受賞作品。又吉がおすすめしていました。Bookデータベースからの引用では以下の様に紹介されていました。

子供もなく職にも就かず、安楽な結婚生活を送る専業主婦の私は、ある日、自分の顔が夫の顔とそっくりになっていることに気付く。「俺は家では何も考えたくない男だ。」と宣言する夫は大量の揚げものづくりに熱中し、いつの間にか夫婦の輪郭が混じりあって...。「夫婦」という形式への違和を軽妙洒脱に描いた表題作ほか、自由奔放な想像力で日常を異化する、三島賞&大江賞作家の2年半ぶり最新刊!

異類婚姻譚(いるいこんいんたん)とは、人間と違った種類の存在と人間とが結婚する説話の総称をさす言葉ですね。

作家の本谷有希子さんは、高校演劇部で女優デビューし、アニメの声優デビューし、劇団を旗揚げし、その後作家デビューするという変わった経歴の持ち主。

夏の裁断:島本理生

芥川賞候補となった本作。又吉がおすすめしていました。Bookデータベースからの引用では以下のように紹介されています。

小説家・萱野千紘の前にあらわれた編集者・柴田は悪魔のような男だった―。過去に性的な傷をかかえる女性作家。胸苦しいほどの煩悶と、そこからの再生を見事に描いた傑作。

主人公は本を切って「自炊」して捨てる人らしいのですが、本を切る(裁断)のに抵抗がある職業をして、作家を主人公にしたようですね。作家が本を裁断するときの心理描写がどのように描かれているのか気になりますね。

私の恋人:上田岳弘

第28回三島賞受賞作のこの作品。人類史を舞台にした壮大なラブストーリーらしいです。又吉がおすすめしていました。Bookデータベースからの引用では以下のようになっています。

遥か10万年前、クロマニョン人だった私は、並外れた想像力でその後の世界情勢や人類の営みを予見し、洞窟の壁に書きつけながら、いつしか未来に息づくひとりの女性を思い描いていた。その後、第二次世界大戦前のベルリンに生まれ変わった私は、ユダヤ人であるがゆえに時代の波にのまれ、ナチスの強制収容所の独房で、太古からの記憶を反芻し、今でもここでもない場所から私の身を案じている、たまらなく可愛い私の恋人のことを想い続ける。そして、現代日本にふたたび生を受けた私、井上由祐の前にひとりの女性が現れた―。はるかなる人類史と、その先に待つ未来と驚きあうかつてなく壮大でどこまでも親密なラブストーリー。第28回三島賞受賞作。

どんだけ人類史を遡るかと思えばクロマニヨン人からですか!クロマニヨン人から現代の日本人女性までとか壮大ですね。まるで手塚治虫の『火の鳥』を彷彿とさせる時間軸の壮大さ。気になります。

私の消滅:中村文則

『教団X』の中村文則さんの作品。又吉がおすすめしていました。Bookデータベースからの引用では以下のようになっています。

このページをめくれば、あなたはこれまでの人生の全てを失うかもしれない。不気味な文章で始まる手記―これを読む男を待ち受けるのは、狂気か救済か。

 『教団X』も面白かったんでこの本も面白いでしょう。図書館で予約してるんですが、もう半年も待っています…。買っちゃおうかな~。

鳥打ちも夜更けには:金子薫

架空の島で架空の「鳥打ち」として働く3人の青年の物語。光浦がおすすめしていました。Bookデータベースの引用では以下のようになっています。なんとなくですが、退廃的で殺伐とした世界観のように思いました。

不朽の古典『見聞記』に楽園と謳われた島の架空の港町。新町長の下、観光資源の美麗な蝶と花畑を護るため、海鳥を毒矢で殺す鳥打ちの職に、三人の青年が就いていた。しかし島の経済が陰りを見せるにつれ、鳥打ちの一人、天野は自らの為す仕事に疑念を抱く。問うてはいけない問いは、やがて町をあげての大騒動に発展して―三人の青年の自由を巡る圧倒的小説。

グローバライズ:木下古栗

プロの書き手も熱狂する孤高の作家さんらしいです。光浦がおすすめしていました。最後の1行2行でひっくり返されるということでめちゃめちゃ読んでみたい。

少年聖女:鹿島田真希

光浦がおすすめしていました。Bookデータベースからの引用では以下のようになっています。

水槽のあるゲイバー「Aqua」で、僕が出会った優利という美しい青年。ある日彼は、静かに語り始める。昔「Aqua」で働いていた男装した少女のことを。彼女はタマと名乗り、毎夜過激なショーを演じていたが、ある晩オーナー緑山の友人・武史にその正体を見破られてしまう。タマに一目惚れした武史は彼女を強く求め、のめり込んでいくのだが―チェルノブイリの事故で危機管理能力が壊れてしまったルームメイト・オリガと横暴な恋人・マサル、タマを虐待した“あの人”と彼女の恋人たち。タマと出会ったことで運命が変わっていく人々の話を聞いているうちに、いつしか僕もその運命の渦に巻き込まれていく。

あらすじを読む限り、個人的にはあまり好きな設定ではないかな…。

挫折を経てネコは丸くなった:天久聖一 

バカドリルの天久聖一さんの作品。「書き出し」だけを募集して集めた作品集。「書き出し」とは小説の冒頭部分ですね。以前小説の「書き出し」だけを集めたWEBサイトがあったと思うんですが、探しても見つかりませんでした。なんて名前だっけな…。

森に眠る魚:角田光代

ママ友5人の関係を描いた作品。若林がおすすめしていました。1999年に起きた、「お受験殺人」とも呼ばれた文京区幼女殺人事件をモチーフにしているらしいですね。Bookデータベースからの引用では以下のようになっています。

東京の文教地区の町で出会った5人の母親。育児を通して心をかよわせるが、いつしかその関係性は変容していた。―あの人たちと離れればいい。なぜ私を置いてゆくの。そうだ、終わらせなきゃ。心の声は幾重にもせめぎ合い、それぞれが追いつめられてゆく。凄みある筆致で描きだした、現代に生きる母親たちの深い孤独と痛み。渾身の長編母子小説。

ドロドロ系といいますか、読んだらしんどそうな気がするので、出来れば元気のある時に読みたいですね。僕はあらすじだけでお腹いっぱい。

服従:ミシェル・ウエルベック

2022年フランスにイスラーム政権誕生、という設定の物語。若林がおすすめしていました。こちらに関してはコメントを控えます。

美しい距離:山崎ナオコーラ

山崎ナオコーラさんの作品。若林がおすすめしていました。Bookデータベースからの引用では以下のようになっています。

限りある生のなかに発見する、永続してゆく命の形。妻はまだ40歳代初めで不治の病におかされたが、その生の息吹が夫を励まし続ける。世の人の心に静かに寄り添う中篇小説。

中をそうぞうしてみよ:佐藤雅彦+ユーフラテス

身近にあるものをX線で透かしてみたらどう見えるかという、想像力を掻き立てる作品。カズレーザーがおすすめしていました。僕も佐藤雅彦さんの作品は好きでいくつか持ってます。個人的にはコんガらガっちシリーズもおすすめです。

アライバル:ショーン・タン

漫画でも小説でもないグラフィック・ノベルというジャンルの本。カズレーザーがおすすめしていました。セリフとか一切なく、ただ緻密な絵でストーリーが描かれているようです。大人向けの絵本でしょうかね。

ジョン・レノン対火星人:高橋源一郎

タイトルだけでは全く想像のつかない本作品。カズレーザーがおすすめしていました。Bookデータベースからの引用では以下のようになっています。

住所はなく、消印は「葛飾」、そして差し出し人の名前は、「すばらしい日本の戦争」…名作『さようなら、ギャングたち』に先立つこと一年、闘争、拘置所体験、その後の失語した肉体労働の十年が沸騰点に達し、本書は生まれた。「言葉・革命・セックス」を描きフットワーク抜群、現代文学を牽引する高橋源一郎のラジカル&リリカルな原質がきらめく幻のデビュー作。

はい、想像つきませんね。 

高い城の男:フィリップ・K・ディック

カズレーザーがおすすめしていました。以下の説明文を読む限り50年ほど前に描かれた名作のようですね。

アメリカ美術工芸品商会を経営するロバート・チルダンは、通商代表部の田上信輔に平身低頭して商品の説明をしていた。ここ、サンフランシスコは、現在日本の勢力下にある。第二次大戦が枢軸国側の勝利に終わり、いまや日本とドイツの二大国家が世界を支配しているのだ--。第二次大戦の勝敗が逆転した世界を舞台に、現実と虚構との微妙なバランスを緻密な構成と迫真の筆致で書きあげた、1963年度ヒューゴー賞受賞の最高傑作。

第二次世界大戦の勝敗が逆転した世界というところで村上龍の『五分後の世界』を思い出しました。村上龍はこの作品に影響を受けたんでしょうか?

幻獣遁走曲:倉知淳

冷蔵庫が空っぽになるまで仕事しないという倉知淳さんという作家。カズレーザーがおすすめしていました。Bookデータベースからの引用では以下のようになっていました。

ある時は幻の珍獣アカマダラタガマモドキの捜索隊員、ある時は松茸狩りの案内人、そしてある時は戦隊ショーの怪人役と、いっぷう変わったアルバイトに明け暮れる神出鬼没の名探偵・猫丸先輩が遭遇した五つの事件。猫コンテスト会場での指輪盗難事件を描いた「猫の日の事件」、意外な真相が爽やかな余韻を呼ぶ「たたかえ、よりきり仮面」ほか三編を収録した、愉快な連作短編集。

祐介:尾崎世界観

ロックバンド「クリープハイプ」のヴォーカル、ギターの尾崎世界観。又吉がおすすめしていた青春小説。

1万円でどんな本を買った?

読書芸人に一万円を渡し、本屋の中で好きな本を選んでもらうという企画でした。本屋の1階に偶然サイン会で来ていた北方謙三に出くわすというサプライズが一番面白かったです。

又吉直樹(ピース)

又吉のセレクトで気になったのは『虚人の星』ですね。機会があれば読んでみたいと思います。

虚人の星』島田雅彦 /講談社
酔狂市街戦』戌井昭人 /扶桑社
聖痕』筒井康隆 /新潮社
井上井月研究』中井三好 /彩流社

光浦靖子(オアシズ)

光浦のセレクトで気になったのは『謎のアジア納豆:そして帰ってきた〈日本納豆〉』ですね。読んでみたいと思います。

深泥丘奇談・続々』綾辻行人 /角川書店
あこがれ』川上未映子 /新潮社
謎のアジア納豆:そして帰ってきた〈日本納豆〉』高野秀行 /新潮社
鳥の会議』山下澄人 /河出書房新社
まく子』西加奈子 /福音館書店
メビウス・ファクトリー』三崎亜記 /集英社

若林正恭(オードリー)

ここでもミシェル ウエルベックが。若林はそういう思想なんでしょうか?とりあえずノーコメントで。

ジニのパズル』崔実 /講談社
よるのふくらみ』窪美澄 /新潮社
地図と領土』ミシェル ウエルベック /筑摩書房
安全な妄想』長嶋有 /平凡社
特定の人としかうまく付き合えないのは、結局、あなたの心が冷めているからだ』五百田達成 堀田秀吾 /新潮社
脳はなにげに不公平』池谷裕二 /朝日新聞出版
日本史人物55人のひみつ』小和田哲男 (監修) 甲斐謙二 /学習研究社
蕎麦春秋(39) 2016年11 月号 月刊リベラルタイム 増刊』 /リベラルタイム出版社

カズレーザー(メイプル超合金)

ギネスの全記録が載った本書。自分のお金では買わないけど、タダなら読んでもいいかな?

ギネス世界記録2017』クレイグ・グレンディ /KADOKAWA
贋作王ダリ―シュールでスキャンダラスな天才画家の真実』スタンラウリセンス (著), Stan Lauryssens (原著),楡井浩一 (翻訳)  /アスペクト
V. 』〈上〉〈下〉トマス ピンチョン(著), Thomas Pynchon (原著), 小山太一 (翻訳), 佐藤良明 (翻訳)  /新潮社

蛍原(雨上がり決死隊)

競馬、ゴルフなど蛍ちゃんらしいセレクトでしたねw

種牡馬最強データ'16~'17』 関口 隆哉 (著) 宮崎 聡史 (著)  /KADOKAWAエンターブレイン
トム・ワトソンLESSON!スマイル、スマイル PART1』トム・ワトソン (著)  /ゴルフダイジェスト社
GOLF DIGEST』 /ゴルフダイジェスト社

宮迫(雨上がり決死隊)

宮迫は趣味の雑誌がメイン。首枕は本というより枕メインですねwちょっと気になりますが。

ダ・ヴィンチ2016年11月号』 /KADOKAWAメディアファクトリー
Marine Diving2016年 10月号』 /水中造形センター
1970~00 傑作腕時計図鑑』 /交通タイムス社/シーズファクトリー
頸椎症、首こり、肩こりに! 山田朱織のオリジナル首枕 Plus』山田朱織 /主婦の友社

読書芸人大賞2016

さいごに読書芸人たちが選ぶ読書芸人大賞2016が紹介されてました。

又吉直樹(ピース)

祐介』尾崎世界観 /文藝春秋

まく子』西加奈子 /福音館書店

光浦靖子(オアシズ)

挫折を経て、猫は丸くなった。』天久聖一 /新潮社

グローバライズ』木下古栗 /河出書房新社

若林正恭(オードリー)

あひる』(文学ムック「たべるのがおそい」vol.1に掲載)今村夏子 /書肆侃侃房(しょしかんかんぼう)
マチネの終わりに』平野啓一郎 /毎日新聞出版

カズレーザー(メイプル超合金)

静かな炎天』若竹七海 /文藝春秋
ヤギより上、猿より下』平山夢明 /文藝春秋

さいごに

今回からカズレーザーが加わり、他の芸人とはひと味違った本を紹介していたのが良かったと思います。番組の中ではいろいろ紹介されていましたが、個人的に一番気になったのはやはり『コンビニ人間』ですね。ベタですが読んでみようと思います。