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【読書メモ】 武井涼子さんの『ここからはじめる実践マーケティング入門』を読んだ

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ここからはじめる実践マーケティング入門 (21世紀スキル)

マーケティング知識の復習のために武井涼子著『ここからはじめる実践マーケティング入門』を読みました。

全体的な感想について

いわゆる「マーケティング入門書」は学者が書いたものが多く、用語の説明が学術的であったり、全体の流れがわかりにくいものが多いような気がします。または成功事例のみが語られており、汎用的でも実践的でもないものが多いような気がします。

一方で本書はマーケティング活動をプロセスに分け、フレームワークを用いてわかりやすい用語で説明されているため非常に読みやすいです。また汎用的かつ実践的な内容になっています。

本書はポーターなどの古典から始まり、ブランディングの概要、最新のデジタルマーケティングまで押さえており、マーケティング・プロセスの全体の流れをつかむための入門書としては最適だと思いました。

本書は4つの章で構成されています。

  • 1時間目 マーケティング・プランを立てる
  • 2時間目 マーケティング・リサーチの基本と実務
  • 3時間目 ブランド・マネジメントの基本と実務
  • 4時間目 新しい時代のCRMとデジタル・マーケティング

「1時間目 マーケティング・プランを立てる」では市場導入のプロセスをはじめ、
各ステップでどのようなフレームワークを使えばいいかわかりやすく説明されています。また日本企業の事例と会話形式での説明がありイメージしやすいです。

「2時間目 マーケティング・リサーチの基本と実務」では基本的なリサーチ手法から、詳細なプランニング方法まで説明されています。

「3時間目 ブランド・マネジメントの基本と実務」ではブランディングの概要から実践まで説明されています。「ブランドは漢方薬のようなもの」という言い回しが印象に残りました。

「4時間目 新しい時代のCRMとデジタル・マーケティング」はかなり簡潔にまとめられています。そのため超概要として抑える程度で良いと思いました。デジタルマーケティングに関してはオムニチャネル、マーケティングオートメーションなどそれぞれ専門書を読むのをおすすめします。

著者について

著者の武井涼子さんは、現在はグロービスで教鞭をとっていますが、電通やオグルヴィなどの広告代理店でキャリアを積んだ後、ウォルト・ディズニー・ジャパンでマーケティングを実践された方。なので学者の書いた入門書より内容にリアリティがあります。

武井涼子(たけい りょうこ)
東京大学文学部社会学科卒業後、(株)電通に入社、主に自動車会社のコミュニケーション戦略の立案を行う。その後、オグルヴィ&メイザー等の広告代理店においてブランド戦略、インタラクティブ戦略等を経験。またFIFAマーケティングと大手ベンチャー企業で、スポーツ&マーケティングと経営企画に携わったのち、コロンビア大学でMBAを取得。帰国後は、マッキンゼーを経てウォルト・ディズニー・ジャパンに転職。マーケティングと事業開発を行う。2014年4月グロービスに入社。現在、グロービス経営大学院大学、英語MBAプログラム、インターナショナル・マーケティング・チームのマネージャーとして働きつつ、准教授としてマーケティング関連の授業の教壇に立つ。

さいごに

本書はマーケティング入門書としてだけでなく、実践書としてもオススメしたい一冊です。